「コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産師物語」昔のイギリスお産事情 BBCドラマ　―おすすめ海外ドラマ

キーワードにピンと来たら、ぜひ見てみてくださいね！

「コール・ザ・ミッドワイフ　ロンドン助産師物語」あらすじ・内容をざっくり

1950年代頃からのイギリス・ロンドンの貧しい地域にある修道院兼助産院の物語。
ここではナース(助産師)とシスター(修道女)が一緒に暮らし、街の妊婦さんや産婦さん、子どもたちを支えています。
個性豊かなナースやシスターの面々、街の喧騒、イギリスの医療制度の問題や発展、キリスト教文化など様々な側面でドラマが展開していきます。

独断と偏見 ドラマレビュー

医療ドラマが好きで見つけるととりあえず試し見する私、その中で出会った「コール・ザ・ミッドワイフ」。
めちゃくちゃにハマってしまい、アマプラでの視聴だったので一気に10シーズン分走破してしまいました。(VOD視聴のコワいところです…視聴がエンドレス…)
その後、いち早くシーズン11を見たいがためだけに一番配信の早かったU-NEXTを契約し、今現在も新シーズンを心待ちにしています。

お世辞にも治安が良いとは言えない貧しい地域の中にある修道院「ノンナートゥス・ハウス」が舞台。出産だけではなく産婦人科・小児科はもちろん、内科や整形外科などの医療全般、その人の生活を整えるところまで、ナースとシスターが力を合わせて行うノンナートゥスハウスの仕事は多岐に渡ります。望まない妊娠を防ぐために避妊の教育をしたり、今でいう父親学級的なことを開催したりもします。

キリスト教の修道院が舞台でキリスト教的大前提が話のベースにあり、シスターや神父、牧師などになっている人の決まり(婚姻の可否など)などキリスト教のことが分かっている前提で話が進むので、キリスト教徒ではない私には分からない部分がたくさんありました。それも見進めていくとそれなりにだんだん分かってきます。

1950年代の、日本ではまだお産婆さんに来てもらっての出産だった時代に、麻酔(ガス)を使った自宅出産が行われていたりまだ珍しいとはいえ病院での出産が行われていたりして、西洋医学の発展具合なども知ることができます。
妊婦さんも助産師さんもめっちゃタバコ吸う…そういう時代だったんだな…とか、妊婦さんたちのファッションや家のインテリア、街ゆく車などがレトロおしゃれ！とか、そういう「文化を知る」という部分でも楽しめます。

知らないことを知るのは海外ドラマを見る楽しみのひとつですね！

イギリスのドラマはアメリカドラマとはまた少し違い、独特の重さがあるというかキラキラしていないというか…。それが良き。
そしてイギリスの、特に時代ものは少しだけ英語が聞き取りやすい気がします。
そんなこともあり、特に時代もので面白そうなドラマを探してしまいます。

キャスト こぼれ話

ナースもシスターも周囲の人たちも、みんなイギリスの俳優さんが演じています。
わたしが特に好きなのは、

まず、リンダ・バセット演じるナース・クレイン。
登場時はうるさいお局的ナース来たな…と思いましたが、今ではみんなのお母さん的存在としてなくてはならない存在に。
こういう厳しくも優しいお母さん的上司って人としての器が大きくて、いてくれるとホッとしますよね。

それと、ミランダ・ハート演じるナース・チャミー。
着任当時は助産師としての経験もほとんどなく、なにをしても不器用でいわゆる「仕事のできない」「イラつかれちゃう」キャラだったのが、少しずつたくましく成長していくのが見ていて応援したくなります。心も体もおおらか・大きな彼女に注目です。

ヘレン・ジョージ演じるナース・フランクリン(トリクシー)は、いつのまにか主人公ポジションになってきました。
助産師としての経験も長く、仕事もできてすっかりノンナートゥス・ハウスの頼れる大黒柱。
はつらつ明るいべっぴんさん！

レジー役のダニエル・ローリーはダウン症の俳優さんで、フレッドとバイオレットとの掛け合いはほっこりします。

とにかく出てくる人たちがみんな魅力的！

どこで見られる？

私の視聴環境の「UｰNEXT」と「アマゾンプライム」で見られるか書いていますが、全シーズン配信ではない場合もあります。また、それらで見られない場合は調べてみた範囲で書いています。
終了している場合もありますので、詳細は各VODサイトにてお確かめください。
(Post：「今さら聞けない「海外ドラマを見る方法」」)

2025年2月現在(配信シーズン等、詳細は各VODサイトにてお確かめください)
・UｰNEXT…○
・アマゾンプライム…○
(Post：「「アマプラ」で海外ドラマを見る」)

Huluでも見られるようです。

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