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このドラマのキーワード
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「ファイア・カントリー」あらすじ・内容をざっくり
カリフォルニア消防(CAL FIRE)に属する「スリーロック隊」は「受刑者消防隊」。カリフォルニアで頻発する山火事の延焼をできる限り抑えるために、ホースを使った消火ではなく主にチェーンソーで木を切ったり溝を掘ったりして「防火帯」を作る作業を行います。
そこに参加することになった受刑者ボーディとその家族たち、またスリーロック隊やCAL FIRE42分署の仲間たちの物語です。
独断と偏見 ドラマレビュー
「シカゴ・ファイア」の始まる頃は消防系ドラマは画期的、みたいな扱いだったように記憶していますが、シカゴシリーズや9-1-1シリーズのヒットで「消防系ドラマ」という一つのカテゴリーを確立したなと思います。
(シカゴファイアより10年以上前に「サードウォッチ」というドラマがあるようで、それはまだ見たことないのですが、機会があったら見てみたいなと思っています。今のところ配信が無いんですよね。)
その中でも「ファイア・カントリー」は、受刑者が社会復帰・刑期短縮を目指した矯正プログラムである「受刑者消防隊」を、そして建物の家事や救急よりカリフォルニア独特の気象条件により頻発する山火事を主テーマとしていて、消防系ドラマの中では少し異色です。
カリフォルニアでは実際にこのプログラムが行われていて、2025年のロスの大きな山火事でも活躍しています。
プログラムには様々な条件をクリアした受刑者だけが刑期短縮と社会訓練を兼ね参加することができ、消防技術やチェーンソー技術などの取得・刑期免除後に消防士になる道も開かれているなどの出所後の就労支援、再犯防止としても大きな意味を持っています。
アメリカ国内では危険な仕事なのに時給が低すぎること(受刑者作業だから、ですが)が第3者発で議論の的にはなっており賛否あるようですが、当事者の声としては肯定的なものが多いようで、このドラマでもこのプログラムへの参加は肯定的に描かれています。
ドラマの内容的には、人間関係のゴタゴタ系な部分などは正直ちょっと大雑把な進み具合を感じる部分も無くはないのですが、それはVODで一気見しているからもあるかも。一週間に一度の本来の視聴ならちょうどいいのかもしれません。
肝心の山火事の場面では自然の猛威とその中で起こる山火事の怖さが本当にスケール大きく描かれ、それと対峙して闘う消防士たちの姿は頼もしい限りです。
キャスト こぼれ話
主人公ボーディを演じるのはマックス・シエリオット。企画・製作・主演を兼任しています。
彼は「SEAL Team」にも出演しているとのことで、確かに…見たことある。「SEAL Team」はチラ見だけで腰を据えて見たことが無いので分からなかったなあ。
代わりにボーディの両親役の俳優さんはどちらも知っていました。
ボーディの父親で大隊長ヴィンス・レオーネ役のビリー・バークは、他に2つのドラマの印象が強く、まずは「9-1-1:LONE STAR」のビリー・タイソン署長役。同じく消防士の役です。
でも一番印象深いのはなんといっても「クローザー」&「Major Crimes」のフィリップ・ストロー役!
調べたら出演エピソード自体はそんなに多くなく合計でも5エピソードくらいのようなのですが、作中での存在感はずっとずっと根底にありましたからね…。具体的にどんな役かはネタバレに繋がっちゃうので書けませんが、そんなにちょっとしか出てないんだ!と逆に驚きです。気になる方はぜひ「クローザー」→「Major Crimes」の順に視聴してみてください。
そして母親のシャロン・レオーネ地区長役のダイアン・ファールは「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」のメーガン・リーブス役が一番印象深いです。主人公チャーリーの親友ラリーの恋人。
「NUMBERS」では聡明・冷静・おだやかなFBI捜査官でしたが、消防士シャロンは感情もバンバン表に出し、野心もあり、男社会の中で出世した強い女性。見た目がほぼ変わらないのに全然違う人なので、ほんと俳優さんてすごいなあ…。
どこで見られる?
私の視聴環境の「UーNEXT」と「アマゾンプライム」で見られるか書いていますが、全シーズン配信ではない場合もあります。また、それらで見られない場合は調べてみた範囲で書いています。
終了している場合もありますので、詳細は各VODサイトにてお確かめください。
(Post:「今さら聞けない「海外ドラマを見る方法」」)
2025年3月現在(配信シーズン等、詳細は各VODサイトにてお確かめください)
・UーNEXT…○
・アマゾンプライム…○
(Post:「「アマプラ」で海外ドラマを見る」)
