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海外ドラマにハマる理由、私の場合

海外ドラマにハマる理由、私の場合 海外ドラマ全般

・海外ドラマにハマっている人、何がそんなにおもしろいの?
・日本のドラマと何が違うの?

映画、TV番組、ライブTV、スポーツを観る【Amazon Prime Video】

「ER」以来海外ドラマにどっぷりつかった毎日を送って約15年。
アメリカ・カナダ・イギリスといった英語圏のものを中心に、沼にどっぷりとハマり続けています。

同居の息苦しさの中で子育て・仕事・家事に追われ、出かける時間も無くプライベートも無い生活の中で自分が透明人間のような気持になっていた時期。
ドラマを見ることで家にいて家事をしながらでも自分だけの世界に浸れる時間が作れ、自分を保てる感じがしていました。

もともと洋画好きだったというわけでもなく日本のドラマを見るのが好きだったというわけでもなかった私が、なぜこんなに海外ドラマにハマりつづけているのか。
改めて考察してみたいと思います。

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海外ドラマは人気にシビア!だからおもしろい

海外ドラマはとても人気にシビアです。人気が無ければ容赦なく打ち切りになる世界。
続きを楽しみにしてたのに打ち切りになってしまった、なんていうこともザラです。(それはちょっぴりデメリット!)
でもだからこそ、面白いもの作らなければという緊張感の中で制作されてちゃんと世に出てきているドラマは、メジャータイトルじゃなかったとしても確実に誰かの心をつかむのでしょう。

パイロット版で試されてから世に出てくる

海外ドラマは、本放送が始まる前に試験的に一話分放送され人気が出そうか試されるシステムがあります。
その一話は「パイロット版」と言われ、無事本放送されれば「エピソード0」などとされていることもあります。

本国でこのパイロット版の視聴率が悪ければ、容赦なくそこで切られてしまうとのこと。
なので、日本で見ることができるドラマは、パイロット版で打ち切りにならずちゃんと本放送にこぎ着けたものになります。
無事その壁を乗り越えた本放送では、内容が改めて練り直され、パイロット版とはキャストや設定も少し違ったりすることもあります。

シビア!

人気があればシーズンも長くなる

人気の続いているドラマは長ーく続きます。
「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」「NCIS ~ネイビー犯罪捜査班」などのように20年以上続いているものも。
だいたい1シーズン1年として、シーズン○○の数字で何年くらい続いているんだなということが分かります。
もちろん計画的に○シーズンで終えようということも多いと思いますが。

1シーズンごとに打ち切りか更新かという審判が下るので、見ているドラマが打ち切りにならないかどうかドキドキです。「いや、でも続きがある感じで終わったし…」っていうのは全然あてになりません。容赦なくぶった切られます!(あれ、これもデメリットかな笑)
日本とは比べ物にならないほどの予算規模で制作されていることも多く、面白いものを作らなければ今までかけたものが無駄になってしまう!という危機感の中で制作されているはずです。

日本との大きな違いは、そうやって何年も続く中で俳優さんもいろいろ生活が変わったり心境も変わったりする時に、ドラマの中の流れとして変更が加えられたり降板したりすること。
例えば女優さんが妊娠してお腹が大きくなってくるとドラマでもそれが反映されたり、中にはドラマの中で生まれた子どもが実際自分の子、なんていうこともあります。(「クリミナル・マインド」のJJなんかがそうです。ちなみに本当のご主人は別の方。)
ドラマ中で誰かが亡くなったという設定の時、ほんの一部ではありますが、実はその俳優さんは問題を起こして降板(クビ)になった、なんてことも。そんな時は制作側の「二度と復活させないぞ!」という強い意志を感じます笑

そんなことがあるので、俳優さんが降板したりするとつい理由を調べてしまいますね。

例えばそれがそのドラマの主人公だとしでもその俳優さんがそろそろ違う作品に出たい、もっと成長したいというような前向きな理由などで降板するなんてこともあるので、人権が守られているというのか作品に縛り付けすぎないというのか、柔軟だな~と思って見ています。

人気作品にはスピンオフドラマが生まれることも

人気のあるドラマはスピンオフ作品が制作されることもあります。

例えば、
・LAW & ORDERシリーズ(本家/性犯罪捜査班など)
・NCISシリーズ(本家・ネイビー犯罪捜査班/LA/ニューオーリンズ/ハワイ)
・シカゴシリーズ(本家・ファイアPDメッド
・9-1-1シリーズ(本家・LA救命最前線/LONE STAR)
など。
LAW & ORDERシリーズは、後発の性犯罪捜査班のほうが人気が出て本家が打ち切りになり、その後もスピンオフの性犯罪捜査班のほうがロングランを続けている…なんてこともあります。(本家も最近復活しています。)

「ウォーキングデッド」などは最近本当にたくさんのスピンオフができていて、もはや全然追えません。さすが大人気ドラマ。

また、「クローザー」と「メジャークライムス」のように、続編が別ドラマとして続けられる(主要キャストは同じ)という例もあります。

スピンオフで特に楽しいのは、クロスオーバーエピソードがあること!
たとえばシカゴシリーズは特にクロスオーバーが多くて、「ファイア」で火事や事故が起こり「メッド」でその負傷者を治療、「PD」で原因を捜査する…というようなことがしょっちゅう行われています。
(シカゴシリーズは、クロスオーバーエピソード回じゃなくても普段からお互いに出演し合っています)

普段別で見ているドラマの人たちがちゃんと同じ世界線で暮らしてるんだなと実感できて、おもしろいです。

海外ドラマでその国の文化背景を知る

日本のドラマでも、「いや、それはドラマ!」という大袈裟なことはあってもファンタジーとかSFの話じゃなければリアルと違い過ぎるということはあまりないように、海外ドラマも多少の誇張はあってもリアルと違い過ぎないはず。

英語もやっぱり教科書で勉強したのとは全然違うんだなと、英語オンチながらも少し分かります。
英語のことについては「海外ドラマで英語学習?」のポストでも書いていますので、よろしければ見てみてください。

飛行機恐怖症の私は今後海外に行くことはきっと無いだろうから、ドラマを見ることで少しだけその国の空気に触れた気持ちになれることを楽しんでいます。

マナーや価値観、文化を知る

マナーや価値観など、日本との違いを知ることができます。

例えば、アメリカは初対面同士だとまずちゃんと名乗るんだな、とか。
そういう場面をドラマでよく見かけるけど、そういえば職場にやってくるアメリカから来られたお客様たち(お店を自営しています)によく聞かれるんです、名前。「私は○○です。あなたは?」って。
日本ではお客様に個人的に名乗るということがなかなか無いので、何で名前を聞くんだろう?と思っていたのですが、名乗る文化、ですよね多分。ちょっとビックリするけど、素敵ですよね。

あと例えばアメリカってとにかくファーストネームで呼び合うのが普通みたいなイメージを持ってたけど、じつは苗字で呼ぶっていうシチュエーションもあるんだな、とか。職場の上下関係の中では公式には苗字で呼ぶのが基本みたいですね。
ある程度関係が近くなるまではファーストネーム呼びではないというのは、日本とそんなに変わらないんだなと。

意外に日本のほうがファッションとか髪型とかの個性については全然自由なんじゃないか?とか、日本みたいに空気読まないといけないことも案外多そうだなとか、職場の上下関係も割りと厳しいんだなとか、そんなことも感じたりします。

「日本的なもの」をどうとらえているかというのもなかなか興味深いです。
やたらと手を合わせたり(うーんちょっと違うんだよな)、握手しようとしたらお辞儀で返すとか(いやそこは日本でも握手するでしょ)、ヨガとセットだったり(もはやインド)、ちょっと“意識高い人“みたいなのを揶揄する時に使われがち。
おもしろいですね。

宗教観を知る

宗教的なところも、表面的にですが少しだけ理解が進みます。
私が見るドラマの舞台はほとんどがキリスト教圏で、宗教的な大前提が適用されてそのまま話が進んでいくので、キリスト教徒ではない私には「今のは何???」なことも多くありました。しかも割と宗教絡みの場面はどのドラマにも多いです。
今ではだいぶキリスト教の前提にも慣れてきて、その部分でひっかかってしまうことはだいぶ無くなってきました。

逆に仏教がどんなふうにとらえられているかも興味深いです。多分日本人の感覚とは全然違ってる。
仏教の瞑想(座禅的な?)がヨガみたいな感じと結びついていることが多く、仏教=瞑想をして悟りを開くことみたいな感じ。
日本だともっと「ご先祖様に感謝」「供養」とかそういう部分が大きいかなと思いますが、そもそもキリスト教に「あの世で暮らすご先祖様」という概念が無いからそこはピンとこないんでしょうね。
ちなみにその「あの世は無い」っていう感じも、ドラマを見ていてうっすらそうなんだなーと感じたことです。霊的なこととか生まれ変わりとか、驚くほど拒否感持ってるみたいですもんね。
ホラーとかでもあくまで霊ではなく“悪魔”。(霊のでてくるドラマも多少はあります。「ゴースト 天国からのささやき」とか「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」とか。でも霊能力のある人たちはだいたい精神的に病んでいると見做されがちみたいです。)
今まで自分の宗教観って考えたことも無かったのですが、自然に神様が宿っている的なこと(お天道様は見ているとかトイレの神様とか笑)やご先祖様に守られている的なことは生活に根付いていてそれを宗教観だとすらも意識していないけれども、実はそれが日本人の一般的宗教的感覚なのかなぁなどとぼんやり考えたりするようになりました。

お盆はあの世からご先祖様が里帰りしてくるからごちそうしたり火を灯したりするなんて、きっと向こうの人からしたらおもしろいんだろうなあ。

歴史を知る

時代物・歴史物を見ると、イギリスの階級制度とか、アメリカ建国の過程とかイギリスの成り立ちとか(これはほぼ「アウトランダー」)、人種的問題の歴史とか、今の社会問題にもこういう素地が関係してるんだなと少しだけ分かった気分に。
歴代の「大奥」で徳川時代に興味を持てて少しだけ理解した私、海外ドラマでも同じ現象が起こっています。

社会を知る

たとえば、アメリカやイギリスなどの医療や警察、消防などのシステム。日本とはちょっと運用が違う。
だからどうだということではなくて、「へぇ~違うんだな~」と思うことも多いです。
もちろん、特に医療制度については「日本って恵まれてるんだな」と思う部分も多々。

また、人種的問題、薬物やアルコールなどの問題など、もちろんドラマの中の世界ではありますが、垣間見ることができます。
いろいろ感じる・考えることは多いです。

ジャンルも多く、見切れないほどの作品数

ジャンルは多岐に渡り、それぞれ新作もどんどん出てくるので、見切れないくらいの作品数があります。
探せば自分が「おもしろい!」と思う作品に必ず出会えるはず。

たとえば私は医療・犯罪・消防・法廷・人間ドラマ・歴史・ラブストーリー・料理などのジャンルをよく選びますが、例えば犯罪系ドラマひとつとっても、その中でまた警察や保安官・FBI・NCISなどの各捜査部局もの、科学捜査・検視など、連続殺人などの犯人側など多くのジャンルに分かれます。
そのほかにもSF・ホラー・ティーン・コメディーなども。

また、見続けていると俳優さんも少しずつ覚えてきて、「この俳優さんの出ているほかのドラマが見たい!」と探したり、プロデューサー単位で探したりすることもあります。

15年の間に私が見たドラマについて、ジャンル別に少しずつご紹介していきますね。
見たいドラマ探しのお役に立てれば幸いです。

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